第109回「 産学官交流 」 講演会・交流会 報告 


産学官連携、ことづくり、オープン・イノベーション


主催:静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者: 静岡商工会議所)

共催:新産業開発振興機構

静岡県立大学にご協力いただき、第109回の講演会・交流会が8月25日(金)に開催されました。

講演1では国際関係学部講師/産学連携委員宮崎晋生氏による「静岡県ものづくりイノベーション企業発掘:学生プロジェクトの活用について」と題したテーマで講演していただきました。講演内容としては、静岡県の産業構成は40%が製造業である。学生に聞くと静岡県産業の理解として、農水産業、観光業、スズキ・ヤマハの輸送機器業、藤野製紙業がでてくるだけで製造業が理解されていない。情報は過多にもかかわらず現状を知らないことから学生による地域資源発掘を実施。ものづくり県静岡を知るためのリサーチおよび知名度はないがシェアの大きい企業、オンリーワン企業(知られざる清水区の世界企業、空を牛耳る静岡県東部企業)の視察を実施。結果、学生の関心度は上がるが、アクティブラーニング支援、地域プロモーションの可能性、地域企業の協力体制が課題となった。新潟県燕三条では工場・職人が「見せる職場」のイベントを実施して、後継者、新規就労者の増加、「脱下請け」、「地域ブランド化」につながっている。よって、今後の発展展開として、静岡県のものづくりの魅力発信、大学をハブに異分野コラボによるオープンイノベーションの実現が重要となる。

 

 

講演2では副学長/産学官連携推進本部長/食品栄養科学部合田敏尚教授による「健康長寿地域社会の創生ー産学官連携からオープン・イノベーションへ」と題したテーマで講演して頂きました。静岡県立大学では文部科学省「地(知)の拠点」としてCOC(Center Of Community)事業を推進。「地域と共に次世代(学生)を育てる」「地域と共に健康長寿社会・文化を育む」に取り組む。「ふじのくに」みらい共育センターを開設。学生の入学、卒業のみならず地域づくり人材育成、地域活性化地域指向型研究の推進をサークル的に廻してコミュニティワーク力を伸ばし、「健康寿命延伸、地域の健康・文化を推進する。健康寿命を延ばす、維持するために生活習慣病の一次予防を重点とし、メタボのリスクを下げる。健康長寿地域社会を目指すうえで、環境科学(食を育む良好な環境)、食品科学、栄養科学を融合。食品群摂取量の因子分析により中高年者の食事パターンを5つに分類。その5因子がメタボ症候群のリスクと関連し、血圧の低下、肥満の増加、インスリン抵抗性の増減に影響する。内臓脂肪の蓄積はメタボの要因であり、内臓脂肪になりにくい食事の質に導くことができる(スマート和食のすすめ)。産学官オープンイノベーションによる「内臓脂肪」減少に着目したスマート和食のモデル事業(県大、花王、静岡県、ABCクッキング、イオン、SBS静岡健康増進センター等)実施。健康長寿のためのセルフケアとして、日本の食文化の恩恵が賢く享受できる食材の摂取、運動による体のすべての機能を使い続けること。健康長寿しずおかブランドの提案として、質の高い農林水産物の摂取、アクティブシニアが社会参加を続けられる超高齢社会システムの構築、食生活の質を支援する環境の整備による社会活動寿命の延伸が未来社会の基盤となる。

 

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