第113回「 移動産学官交流 」講演会・交流会 報告 

 

 

主催:静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者: 静岡商工会議所)

共催:新産業開発振興機構 


2月20日に静岡英和学院大学様にご協力いただき、第113回の講演会・交流会を開催しました。

交流講演会では静岡英和学院大学人間社会学部による「大学生の多様化とキャリア意識」、「新しい観光現象に関する地元高校生の視点」の講演がありました。大学生が就職やキャリアについてどのように考えているのか、又、沼津市の「ラブ・ライブサンシャイン」のアニメによるコンテンツツーリズムの取り組みの話をして頂きました。

 

静岡英和学院大学 人間社会学部 学部長 教授波多野 純氏

大学生は1955年当時、10%未満の限られた人だけで、エリート段階から1990年ころのマス段階、そして2015年ころからユニバーサル段階と言われている。大学生が生徒化し、大学が学校と呼称、受動的・他律的・従順な傾向にある。キャリア意識は薄れ、大学生の58%は「就きたい職業」「適正」がわからないと答えている。企業を選ぶ条件として業種より、「一緒に働きたいという意識」が増加。又、やりがい・やりたい仕事を企業規模より重視。英和学院の学生調査によると集団的に情報提供を行うより、個別に働きかけることが重要。近い年の学生同士のコミュニケーションが薄れ、SNSを使用した年配者先生とのコミュニケーションが一般化。採用側としては、個別性を重視した採用方法をとるべきで具体的な人のつながりを手掛かりとした採用手法をとること。地元中小企業での研修を推奨、又、親身で独自性の高い企業体験を推奨している。採用面接から採用相談へと面接の在り方を変える必要がある。

 

 

 

静岡英和学院大学 人間社会学学部人間社会学科 准教授 毛利 康秀氏

近年「コンテンツツーリズム」と呼ばれる新しい観光現象が注目を集めている。昔は小説の舞台が人気となり、近年ではインターネットの発達によりアニメ作品の舞台が人気。新たな観光地となり地域活性化の効果が大きい。沼津では「ラブライブ・サンシャイン!」がブレイクし、リピータが多い。移住した若者をいる。製作者・行政・地域との連携が円滑に行われている。コンテンツツーリズムの成功例と言われている。ただ、高校生のアンケートではプラスの影響は大きいと思っているがマイナスの影響も大きいと感じている。まちの雰囲気がおたくぽくなると。無関心な高校生が地域愛も薄れ県外流失に拍車がかかる。コンテンツツーリズムは観光が多様化した現代の象徴、静岡市でも観光政策とすべき。ファンは地域のファンになりやすい。高校生の無関心打破することで、地域への愛情を持ってもらうことが静岡の人口減少を食い止めるのに重要である。

 

休館日のお知らせ
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