静岡市清水産業・情報プラザ(指定管理者:静岡商工会議所)H29年度「情報化セミナー」報告


”中小企業のAI活用”

 

 

~時代の変化に対応し経営改革を行おう~

 

 

ブリッジソリューションズ株式会社 代表取締役 阿部 満氏を迎え「中小企業のAI活用」について講演をしていただく。中小企業の経営は労働人口減少と相俟って様々な課題が山積しており、中小企業において積極的なAIなどの活用が必要となっている。今回の講演はAiの最新動向と中小・小規模事業者の経営・業務改善に役立つAIの導入・活用方法についてわかりやすく説明した。

革命の歴史は人々が一つの場所に定住する事で集団生活をする集落ができた「第1次農業革命」から機械工業生産の発達と蒸気機関車による輸送による「第2次産業革命」、ITによる業務効率の向上をもたらせた「第3次IT革命」、そして現在、「第4次AI革命」と移っている。日本政府も「Society5.0」として、未来のAIを利用した社会を発信している。現在ではAIを搭載した「AIロボット」 、「完全自動運転車」、「AIスピーカー」、IBMワトソンのAI搭載コンピュータが登場している。AIは特化型人工知能、半用人工知能、深層学習ができるディープラーニングがキーワードとなっている。人口知能AIが囲碁対決で人間に勝つという結果によりAIの可能性が人間の能力を上回る認識となっている。又、2045年問題(コンピュータが人類の知能を追い越してしまう)も予測されている。

AI活用の代表例として①IBMワトソンのコールセンター内「オペレーターサポートシステム」が大手日本の銀行に導入され顧客対応時間が20%削減し、顧客満足度のアップと、オペレーター不足の解消となっている。その他、②米英国市場における高頻度取引、③クレジットカードの不正使用検知システムによる被害の減少、④お掃除ロボットの家庭への導入、⑤Amazonによる倉庫内の入手庫管理ロボットによる作業員のムダな動きの削減と無人化も進んでいる。中小企業でのAI活用としてはまだ事例が少なく、主なものとして画像認識、画像処理によるパン屋のレジシステムでパンの種類を判別し、数量・価格を瞬時に判断し、購入金額を算出する。ラーメン店での来店客の顔認識し、覚えることでサービスを提供する、タクシー会社ではタクシーの運行、気象、施設データを蓄積した「リアルタイム移動需要予測情報」の提供、眼鏡店での顧客情報を蓄積することで新たな顧客の獲得と顧客とのミスマッチの解消、飲食店での過去の注文履歴と在庫状況を判断した料理の提供による接客向上と廃棄郎の減少、スマートフォンを活用し商品在庫を撮影することで在庫管理ができるシステム等が紹介された。参加者からその他の事例のリクエストがあったが現在経産省を中心に事例集を作成しており、又、今後2,3年にかけて事例が増えてくるとのことであった。

企業における取組として、ビックデータ、IoT、AIを組み合わせ、ビジョンの基経営計画、経営戦略を確立し連動していくことが重要となる。

 

 

 


 

 

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