会社員時代は、あまり仕事に熱意を持てなかったのですが、あと50年、60年と仕事を続けていくと考えた時に、このままただ流れに身を任せて一生を終えてしまって、果たしてそれでいいのかと自問自答しました。仕事に打ち込んでいる知人のように、自分もそんな風に仕事と向き合いたい、何かできることはないかと模索したところ、3か月後に行政書士の試験があることを知り、これだ!と思いました。とにかく集中して勉強し、1回目の挑戦で合格しました。
行政書士、海事代理士の資格を取って改めて考えたのは、これからもっと発展する人工知能と士業という仕事を組み合わせることができたらおもしろいなということです。実は、以前にブログやアフィリエイトをやっていたので、もともとインターネット関係に興味がありました。そして数年前に「人工知能は人間を超えるか」という本を読み、その内容にとても興味を持ちました。しかし読後の感想は、その本のタイトル通りに将来は人工知能が人間を超えてしまうかもしれないと思う反面、自分が想像していたよりも、人工知能は万能ではないのだというものでした。
そこで、頑張って取得した資格を生かしながら、士業という立場でAIに関わる可能性を探ろうと開業しました。全くの未経験で、他の事務所での実務経験もないですが、「何とかなるだろう」という、持ち前の前向き精神で事務所を開所しました。
行政書士の業務の範囲はとても広く、様々な分野に対応しています。その中でも主に行っているのは、事業を進めていく上で必要な「建設業許可」などの許認可申請です。
法人や個人事業主の方、会社員などの個人と、様々な方から依頼をいただいています。比較的年配の方からの相談が多いので、いつでも相談しやすいよう、親しみやすさを心がけています。私は、特に地元に人脈があって開業したわけではないため、ただ待っていても仕事は来ません。そこで、業界を絞りながら法人に電話でアポイントを入れ、対面営業を重ねて顧客を増やしています。
開業するにあたり事務所を探し、プラザの創業者育成室のことを知りました。入居費の安さや定期的に行われる交流会、立地の良さなどから申し込みました。実際にここに事務所を構え仕事を始めると、セキュリティの高さや24時間出入り可能な点が、とてもありがたいと実感できます。また、相談者の方と面談するときは共有スペースを使わせていただくのですが、訪れやすい雰囲気や商工会議所の中にあるという信頼感は、大きなメリットになっていると思います。
業務内容によってその日ごとに大きく異なります。お客様のところに伺って申請書類を作ったり、官公庁などに申請に行ったりします。事務作業はパソコンやタブレットがあればできるため、家で仕事をすることも多いです。
プラザに入居している期間は、新しいお客様を開拓することに重点を置いていきたいです。
長期的には、この仕事を始めようと思ったきっかけでもある人工知能の分野に深く関わっていきたいです。AIの理解を深めながら、実際に業務をやってみると、「この分野はどうしても代替が効かなそうだな」と思うことが多々あります。建設業許可の申請をした時などは、「これのどこにAIが入る余地があるのだろう」と思いました。
とはいえ、行政改革等によって、「こより」や「はんこ」をなくそうとしていたり、デジタル庁の創設など社会の仕組みも変わりそうないろいろな動きがあるので、今後の動向にもしっかりと目を向けて業務に対応していきたいです。
小説では叙述トリック物が好きです。特に好きなのは、服部まゆみの「この闇と光」です。言葉遣いがとてもきれいで、物語の世界にどんどんと引き込まれていきます。他には、折原一の「異人たちの館」「倒錯のロンド」もいいですね。漫画では、のりつけ雅春のアフロ田中シリーズがお気に入りです。柳井正「経営者になるためのノート」や本田直之「レバレッジ・シンキング」など、ビジネス書や自己啓発本もよく読みます。