入居者インタビュー

今回の入居者さん

入居者の写真
会社名
Eikouアイランド工房
代表者名
岡本 恭一さん/岡本 秀美さん
自己紹介
岡本恭一です。粘土工作研究家、社会福祉士です。
・作家名:朝一揚羽
・年齢:57歳
・血液型:B型
・出身:静岡市清水区生れ、清水区育ち
・資格:社会福祉士
・趣味:下手ながら料理を作ること。特にラーメンやお寿司、炊き込みご飯づくりは大好きです
好きなこと:金魚のお世話をすること
・担当:講座講師・工作教室講師等
作家名ですが、ちょうど3年前から、揚羽蝶(アゲハチョウ)が、周辺に数々現れるようになりました。特に朝、出勤途中に出会う揚羽蝶は最高に美しく感じています。その名前を借りて、2021年9月1日から「朝一揚羽」を名乗るようになりました。

岡本秀美は、共同事業主の妻です。粘土工作研究家、介護福祉士、保育士です。
・作家名:東風揚羽
・年齢:ご想像にお任せいたします
・血液型:A型
・資格:保育士、介護福祉士
・趣味:様々な文具を集めるコト
・好きなこと:読書です。市内の図書館で、本を探している時が最高の時間です
・担当:キット開発・工作教室講師等

今の仕事を始めたきっかけは何でしょうか?

インタビューのイメージ

1988年3月の大学卒業後から、介護福祉分野の仕事に従事していました。2019年の夏に大病を患い、療養中にリハビリにと妻が勧めてくれた「樹脂粘土」に興味を持ち、作品づくりを始めました。樹脂粘土をこねている時の手の感触の心地よさは癒しになり、また、指先を動かすことで脳の伝達にも良い効果をもたらしてくれたようです。
作品づくりを通して、「自分自身が心の安らぎを得て、創造性を高めて生き甲斐づくりをしたい」、また、「これまで携わってきた介護の現場で役立てることはできないか」と、そんな思いから工房を始めました。
私達は美術系の学校で学んだり、専門の勉強などはしておりません。私は子どもの頃に、プラモデルさえ完成させることができませんでした。しかし、樹脂粘土には没頭できました。作品づくりや芸術活動は、はじまりはどんな形でも、どこからでも学べると思っています。そして、自分自身はもとより、ご覧くださる方が温かい気持ちになる作品をつくることを念頭におき、日々励んでいます。

事業内容を教えてください。

インタビューのイメージ

インタビューのイメージ

インタビューのイメージ

①介護福祉分野の講演企画・講師
②粘土細工教室
③キット開発
④作品販売
⑤その他(個展・移動粘土細工教室)

講師の仕事は、前職からのつながりで依頼をいただいています。福祉介護の心はいつまでも忘れずに、またこれからも周囲に伝えていきたいと考えています。
個展は年に3回程度開催しています。

お仕事の依頼元(販売先)はどのような企業になるのでしょうか?

①市内老人憩の家(粘土工作教室)
②市内生涯学習交流館(介護福祉講座・講演)
③一般市民(粘土細工教室)

プラザに入居されたきっかけは?

「福祉サポートセンターえいこう」を起業したおよそ14年前に、一度入居し、お世話になりました。仕事と家庭を分けるという点でも、社会的信頼を得るためにもここにオフィスを構えられて良かったと実感しました。また、メールやパソコン等が苦手でしたが、商工会議所さんの講座のおかげで使いこなせるようになり、さらに金融機関とのマッチングなど、事業に必要なことをいろいろとサポートしてくれます。
その事業は、私の病気とコロナ禍が重なったこともあって、2021年10月末日をもって廃業しました。今回、この樹脂粘土を事業として育てていきたいと考えた時に、人生再チャレンジの思いでプラザを訪ねて入居者に応募しました。そして、時代とともに変化しているビジネスの環境について学ぶつもりでおります。外部との交流の場もあり、最新の法律や制度もわかります。SNSの活用法も学べ、今では私が他の方に教えられるようになりました。ここでは、優しく諭しながら導いてくれるところがとてもありがたいです。これから起業を考える人には、ぜひとも利用をおすすめしたい施設です。

一日のお仕事の流れはどんな感じですか?

私も妻も、互いの高齢の親の世話があり、平日は10時から出社、事務所の退出時間は17時を目途にしています。通常は、作品づくりや講座、教室の準備、広報活動としてブログ、note、ホームページでの情報発信、営業などをしています。行事や講演、教室等の予定の日は、その時間に合わせたスケジュールになります。また、土・日曜日も、事務所で作品づくりや教室などのさまざまな仕事の準備をしています。
自宅では、家事の合間に仕事のやり残しや作品づくりをしています。

今後の展望を教えてください。

まずは、現在手がけている事業の発展、拡大を図ることです。
そして、この樹脂粘土を、これから親の介護などの問題が出てくる50〜60代のシニアケアラーの副業となる仕事に発展させたいです。樹脂粘土づくりを通して、家庭の中を明るくしたいのです。
そして「ちくわドリーム」企画の実現です。「ちくわ」とは、以前に一時期我が家にいた保護猫の名前です。我が家では飼い続けられない事情を察してか、崖から飛び降りてしまったのですが、無事助けられ、その後、理解のある飼い主さんにもらわれていきました。私はこの実話を元に、動物と人は心が通じ合うという童話をつくりました。このストーリーをお芝居にして多くのステージで上演することで、動物愛護の活動をし、それを樹脂粘土の事業とも融合させたいという大きな夢を抱いています。以前にブログで綴っていたこの物語を、現在活用しているSNSで復活させ、社会に向けて命の大切さを発信したいと考えています。プラザの入居期限が来る前に、事業の拡大とともに平行して達成したい目標です。

お気に入りの書籍

私のお気に入りは、新美南吉著「花の木村の盗賊たち」です。彼の小説はどれも琴線に触れる話ですが、この本は特に大好きです。
妻は、コナンドイル著「シャーロックホームズシリーズ」です。子どもの頃から読書家だった彼女は、「大草原の小さな家シリーズ」を読んで、ものづくりが好きになりました。他にもエッセイなど手軽に読めるものを中心に、多くの本を読んでいます。

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